【Final Cut Pro】動画の適切な音量ガイド:人の声・BGM・SE(効果音)

Final Cut Proのオーディオメーターを理解する際に大切なポイントについてお話ししましょう。音量の扱いにおいて最も重要なのは、「0db」を超えないように調整することです。

私は映像制作を独学で始めた経験があり、当初は音量の調整について知識が不足していました。そのため、ほとんどの場面で音量を「0db」前後で調整しようとしていました。

ところが、この方法では音が時折大きすぎたり小さすぎたりして、プロジェクトが失敗に終わることが多かったのです。直感的なアプローチで音量を調整すると、気分に左右されて一定の水準を保つのが難しいことがあります。

Final Cut Proを使って動画を編集する際に、適切な音量設定は非常に重要です。なぜなら、音量のバランスが適切でないと、視聴者に不快な印象を与えたり、重要なメッセージが伝わりにくくなったりするからです。

以下では、人の声、BGM、SE(効果音)のそれぞれについて、適切な音量設定について詳しく説明します。

【Final Cut Pro】動画の適切な音量ガイド:人の声・BGM・SE(効果音)


出典:Mac用Final Cut Proのオーディオレベルを表示する/変更する

適切な音量(人の声・BGM・SE)

人の声の音量

「-5db」、「-6db」あたりを目指して調節します。「0db」を超えないように!

BGMの音量

これは音の種類や自分の表現の仕方によって変わってくるのですが、「-19db」、「-24db」あたりを狙って調節していきます。BGMをメインで聴かせたいなら「-6db」あたりを狙えばいいと思います。

サウンドエフェクト(SE)の音量

これも音の種類によって変わるので一概には言えないんですけど、だいたい「-3db」〜「-10db」を狙うのがいいと思います。重要なことはメインの人の声を邪魔しないように調節することです。音の種類によっては「-20db」まで下げることもあります。

まとめ

音量の調整は、一見簡単そうに思えますが、実際には非常に難しい作業です。特にシネマティックな映像制作において、絶対にミスは許されません。以上、「【Final Cut Pro】動画の適切な音量ガイド:人の声・BGM・SE(効果音)」という話題でした。


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