山本由伸は、その圧倒的な投球力と勝負強さで日本のプロ野球界で著名な存在です。彼は数々の記録(3年連続沢村賞)を打ち立て、日本国内での活躍が際立っていました。しかし、現在、彼のMLBでの投球において、現地や日本ファンの多くが大丈夫だろうかと心配しています。
12年の契約期間で、総額3億2500万ドル(約462億円)。これは投手としてメジャー史上最高額となっています。(2024年5月現在)
MLBは、単なる球速だけではなく、変化球やコントロールも非常に重要視されます。日本のプロ野球とは異なる競技レベルと環境下で、彼の投球スタイルがどのように通用するか疑問視されているのです。
彼の成功の鍵となるのは、自身のピッチングをMLBの要求に合わせることができるかどうかです。
そのためには、彼の持つ素質を最大限に活かしつつ、新たなスキルや戦術を習得する必要があります。
彼のMLBでの挑戦は、ただ速球を投げるだけではなく、相手打者との駆け引きや戦術の巧みさが問われます。
そして、そのためには日々の努力と成長が欠かせません。彼のMLBでの成功は容易な道ではありませんが、彼が持つ情熱と才能が彼を新たな高みへと導くことに期待しています。
ということで、今回は海外メディアの解説に、(高校・大学時代に本気で野球に取り組んだ経験から、)私自身の個人的な見解を添えてまとめてみたいと思います。
- 【衝撃の成績】山本由伸がMLBで通用しない理由
- 【衝撃の成績】山本由伸がMLBで通用しない可能性を案ずる国内外の報道
- 【衝撃の成績】山本由伸がMLBで通用しないと感じているネットの口コミ
- 【衝撃の成績】山本由伸がMLBでも無双の兆し
【衝撃の成績】山本由伸がMLBで通用しない理由
- 速球に強い選手に打ち込まれる傾向
- MLBで要求されるピッチングスタイル
- ピッチング レパートリーの不足
- メジャーリーグ打者のレベルの高さ
速球に強い選手に打ち込まれる傾向
山本由伸の速球中心のピッチングスタイルは、日本では通用したが、MLB打者相手には今のところ通用していない。
速球の速度が打ちごろなのだ。
具体的な例を挙げると、世界大会や日本シリーズでの彼のピッチングは、この特性を浮き彫りにしていました。
東京五輪の韓国戦では、韓国打者が彼の速球を苦にせず連打し、山本をKOしました。同様に、国際大会WBCではメジャー軍団のメキシコに軽く打たれていました。
ちなみに、日本の強打者たちも、彼の速球に対して苦もなく打ち返しています。
ヤクルトの日本シリーズでは、速い真っ直ぐに強いオスナと塩見には2年連続で5割くらい打たれてました。阪神の近本にも同様です。
このような状況から、山本由伸の投球スタイルは、速球を得意とする打者にとっては予測しやすく、打ちやすいという傾向があることが分かっているのです。
MLBで要求されるピッチングスタイル
MLBで成功するためには、単なる速球だけでなく、変化球やコントロールも極めて重要です。特に、打者の弱点を突くことや、状況に応じてピッチングを変える能力が求められます。
変化球は、スライダーやカーブ、チェンジアップなどの変化球を織り交ぜることで、単調な投球パターンを打者に与えず、打者を翻弄しやすくなります。
さらに、コントロールの正確さは、投球の命運を左右します。球の制御を失うことなく、ストライクゾーン内外を使い分けることが求められます。
また、MLBでは相手チームや打者の特性に応じてピッチングを変える柔軟性も重視されます。強打者に対しては速球を避け、変化球を多投するなど、戦術を立てることが必要です。
同じ投球パターンを続けることは、打者にとって読みやすくなり、打ちやすい状況を作り出してしまいます。
MLBでは、単なる球威だけでなく、緻密な戦略と技術が勝利を決定づけます。そのため、山本由伸が成功するためには、彼のピッチングスタイルを変える必要があります。
●日本時代の球種別速度と割合
球種 | 配分 % | 平均球速 km/h | |
---|---|---|---|
1 | ストレート | 40.7 | 153.0 |
2 | スプリット | 26.3 | 144.4 |
3 | カーブ | 15.7 | 123.4 |
4 | カットボール | 8.7 | 147.7 |
ピッチング レパートリーの不足
山本由伸の投球スタイルは、日本において速球中心の傾向がありました。彼の球速と制球力は顕著であり、日本のプロ野球界ではこれを武器に数多くの打者を制してきました。
しかし、MLBの打者は高い打撃技術を持ち、単純な速球だけでは打ち負かされることはありません。MLBにおいては、変化球やコントロールの精度がさらに求められます。
現地メディアによれば、山本由伸が持つピッチング レパートリーの不足が、彼のMLBでの成功を妨げる要因の一つと見なされています。
彼の球速レベルであれば、メジャーリーグの打者は簡単に打ち返せるのです。そのため、彼が打者を打ち取るためには、予測不能な変化球や正確なコントロールが欠かせません。
MLBにおける打者の多様性と高い技術レベルを考慮すると、山本由伸が持つ投球レパートリー を充実させる必要があるのです。
変化球のバリエーションを増やし、コントロールの精度を高めることで、打者に対する攻撃の幅を広げることができます。
彼がこれらの要素に重点を置き、自身のピッチングを進化させることが、MLBでの成功への鍵を握るのではないでしょうか。
Yoshinobu Yamamoto speaks about his outing and preparation for Game 2 of the Seoul Series. pic.twitter.com/0UWAEVdqG1
— SportsNet LA (@SportsNetLA) 2024年3月13日
メジャーリーグ打者のレベルの高さ
MLBの打者層は、その技術的なレベルの高さで知られています。日本のプロ野球と比較しても、メジャーリーグの打者はより洗練された技術と戦術を持っています。
彼らは、高速球や変化球、コントロールの高いピッチャーにも対応できるようにトレーニングしており、日々競争を経験しています。
このような厳しい環境の中で、山本由伸が日本で通用していた投球スタイルが、メジャーリーグでは通用しない可能性があります。
彼が日本のプロ野球で成功してきたのは事実ですが、その成功がメジャーリーグでも継続するかは疑問視されています。
メジャーリーグでは、高い球速や緻密なコントロールだけでなく、戦術や精神力も重要視されます。
山本由伸のピッチングスタイルには、メジャーリーグでの成功に向けて克服すべき課題が残されています。
彼が成功するためには、新たな戦術や技術を身につける必要があります。
【衝撃の成績】山本由伸がMLBで通用しない可能性を案ずる国内外の報道
国内外の報道をお伝えします。
●ドジャース ロバーツ監督のコメント
国内〝無双〟の呼び声をほしいままにした山本だが、ここまで1勝1敗、防御率4・50。開幕戦(3月21日)から序盤に失点するケースが目立ち、被本塁打は3本と昨季の2本をすでに上回ってしまった。
度重なる不安定な内容にロバーツ監督はMLB公式サイトに対して「なぜ最初の数イニングだけ(不安定)なのか。なぜ球数が増えて、試合が進むにつれて彼が落ち着くのか分からない。掘り下げていきます。今は答えが分からない」とこぼしている。
●アメリカのメディア
米メディアも徐々に論調を強めてきており「メジャー契約後の大きな期待にもかかわらず、まだ足場を見つけているところだ。
オフスピードの球を改善する必要がある」(BVMスポーツ)、「これまでのハイビバレッジの経験にもかかわらず、まだ打者を攻撃する方法を見つけようとしているのは、彼がMLBルーキーであるという事実を浮き彫りにしている」(ドジャーウェイ)。
●韓国のメディア
韓国メディアはさらに辛辣で「契約金を考えれば満足するのは難しい投球だ。ドジャースは日本で週1回登板した山本に配慮して間隔を開けているにもかかわらず、クオリティースタートは一度だけで自責点も満足できない。
3億2500万ドルの選手に6回4失点を期待する人はいない」(SPOTV)、「契約金を見るならばすぐに先発の役割を果たさなければならない」(OSEN)、「契約金に似合わない。力不足」(スポーツ京郷)などと並べている。
引用:東スポ
●元名捕手・里崎氏(現在は野球評論家)のコメント
試合を配信したABEMAで解説を務めた里崎氏は「思い通りの結果にはなっていないが、だいたい構えたところには投げてますからね」と山本を評価。「それでも失点するということは他に不都合なことがあるんじゃないか」とし、その要因の一つにウィル・スミス捕手の配球を挙げた。
「じゃあカットボールやスライダーは投げなくていいのかということ、調子の良いボールだけに固執するところが、山本の良さを半減させてるんじゃないかな。縦の変化だけでなく、横の変化も入れていきたいですよね」
里崎氏は「ピッチクロックがあると、キャッチャーの配球に従わざるを得ない。そう簡単に首を振れないですから」と、山本が今季初めて経験するルールにも注目。「自らサインを出すピッチコムを導入してもいいかもしれない」と提案していた。
引用:THE ANSWER
【衝撃の成績】山本由伸がMLBで通用しないと感じているネットの口コミ
山本由伸のMLBでの活躍に対して疑念の声が上がっています。彼の日本での圧倒的な成績とMLBでの現在までの実績がかけ離れていることが、多くのファンや専門家に驚きを与えています。
ネット上では、彼の速球中心の投球スタイルや速球のスピード不足、そしてMLBの高い競争レベルへの適応が課題として取り上げられています。
彼がこれらの課題を克服し、自身のピッチングを進化させることで、将来的にはMLBでの成功を収める可能性が残されているという意見もあります。
山本由伸4シーム通用しないと厳しいです。若いので契約がデカくなりすぎた。
— 和田和八 (@MVljvEgEMD91344) 2024年4月20日
山本由伸マジで使えんな
— あーと (@susvubeibsigidh) 2024年4月20日
絶対メジャーは通用しないって思ってたから、予想当たって嬉しいわ笑
やっぱり自分は選手見る目あるな#ドジャース#MLB
山本由伸さんストレートが通用しないという評価が定まりつつあって悲しい
— 3luru (@3luru) 2024年4月20日
山本由伸残念だけど4シームは通用しない。4シームは見せ球にして変化球勝負しなきゃ
— かまどと (@moyayamo120) 2024年4月20日
プライドが許さないかな
#ドジャース#山本由伸
— シバーズ (@shiba_da_to) 2024年4月20日
ストレートが通用しない
メジャーのレベルを痛感
山本由伸はず~っとメジャーにアジャスト出来てないね。
— むぼーまつ (@mubou_matsu) 2024年4月20日
これはダメかも。
綺麗なストレートしか投げられないピッチャーは通用しないな。
大丈夫、山本由伸はきっとメジャーで無双するさ
— ぴける (@pikeru_be) 2024年4月18日
今の由伸はNPBで無双してた頃の球が投げられてないだけ、もしあの頃の球を投げられているのに打たれたら通用しないっていう意見はありえるけど
【衝撃の成績】山本由伸がMLBでも無双の兆し
- 日本球界での圧倒的な実績
- MLB移籍後の順応と活躍
日本球界での圧倒的な実績
山本由伸は日本プロ野球(NPB)でその名を轟かせた右腕投手である。オリックス・バファローズに所属する彼は、圧倒的な成績を残し続けてきた。
山本は複数回の最優秀防御率賞、最多勝利投手賞を獲得し、リーグMVPにも輝いた。その圧倒的な制球力、変化球のキレ、そしてストレートの威力は他の投手を凌駕し、日本球界では無双の存在として君臨していた。
MLB移籍後の順応と活躍
山本由伸の才能は海を越え、開幕こそ不調だったが、ここ最近、MLBでもその輝きを放っている。彼は日本時代と変わらないパフォーマンスを発揮し、ファンを魅了している。
序盤から多くの三振を奪い、低い防御率を維持している。速球と変化球を巧みに使い分けるそのピッチングスタイルは、MLBの打者たちにも脅威となっている。
【衝撃の成績】ドジャース山本由伸が今のままでは通用しない理由の総括
- 山本由伸のMLBでの成功には疑問符がついている。彼のピッチングスタイルがMLBに適合するかが焦点。
- 山本由伸のピッチングは速球中心であるため、速球に強い打者には効果が薄い。
- MLBでは速球だけでなく、変化球やコントロールも重視される。
- 山本由伸の速球の威力は認められるが、変化球のコントロールに課題がある。
- 速球中心の投球スタイルにより、変化球のレパートリーが不足している。
- 速球だけではメジャーリーグの打者を打ち負かすのは難しい。相手打者の予測や習熟度を考慮し、投球スタイルを改良する必要がある。
- メジャーリーグの打者は高い技術を持ち、多様な状況に対応できる。
- 山本由伸は努力を惜しまず、ピッチングの向上に取り組んでいる。しかし、変化球の制御やコントロールの安定性にはまだ課題が残る。
- 山本由伸はシーズン序盤の問題を克服し、日本時代と同じように無双の存在になりつつある。