オメガ・シーマスターの逸話と機械式腕時計の特徴

機械式腕時計は止まる、くるう、そしてお金がかかる!機械式腕時計が好きな人は、この3つを素直に受け入れているものです。

機械式腕時計の有名どころはロレックス、フランク・ミュラー、オメガ、ハミルトン、グランドセイコー、シチズンなどいくつもありますが、基本的に機械式は作り上げるのに手間暇かかるため高価となっています。

ということで、(自慢ではありませんが、)私が保有しているのは、オメガのシーマスター。

今回は機械式時計の3つの大きな特徴を書いてみたいと思います。その前に、まずは、私がこのシーマスターを手にした逸話から。

引き出しに10年以上眠っていたオメガが動き出す

今もなお「日差±5秒」のアンティークオメガ

実はこの腕時計、自分で購入したわけではなく、中学生の頃に叔父から譲り受けたもの。当時は仲間内でデジタルが流行っていたので、使うこともなく10年以上ずっと机の引き出しで眠っていたのでした。だって中学生にはちょっとオジン臭いですから。

10代後半に入り、(日本がバブル経済で沸き返っている頃、)仲間内で機械式腕時計が流行りだしたある日、「そういやシーマスター持ってたよな!?」なんて思い出し、必死になって探したわけです。出てきたといっても、10年以上眠っていましたから、完全に止まってるし、おまけに文字盤の一部が茶色く錆びていました。なんとか動くようにしたいという想いから、近所の時計屋さんへ直行。

店長さんの第一声は「え~時計やなぁ」でした。「この時代のオメガは今と違って、一つ一つの部品が頑丈なんだ」と言いながら、裏蓋を開けて私に見せてくれました。


見てビックリ!


微塵も動いてないけれど、中はピッカピカ!

私が「動くようになりますか?」と聞くと、「大丈夫、動くようにしてあげるよ!」と言ってくださったのです。

一週間ほど預けて、取りに行ったら、もうビックリ!

きちんと動いているし、文字盤の錆びも取り除いてくださり新品のようでした。「ほんと1万円でいいのですか?」と聞いたほどです。

それ以来、特別な日には必ずこのシーマスターを着用しています。(普段はプロトレック(PRW-6600Y-1JF) )

機械式腕時計の3つの大きな特徴

仕組み(時を刻む動力源)

機械式腕時計の仕組みを説明すると、自動巻の場合は時計を動かすことによって内部のゼンマイが巻かれる。また、手動式の場合は、毎日自分でゼンマイを巻く必要があります。 

精度(時間がくるってしまう)

電池式ならくるっても一ケ月±5秒程度、しかし機械式の精度は一ケ月で1分程度くるう。なので2週間に一度は時間を合わせなおす必要があります。

オーバーホールが必要(定期的にお金がかかる)

5年に一度のペースでオーバーホール。車の車検のようなものです。きちんと整備していると、孫の代まできちんと動いてくれます。

まとめ

機械式腕時計はデジタルと比べると維持費が高く付きますが、きちんとメンテナンスしてあげれば、長くずっと使えるものです。最近話題のスマートウォッチより、使えば使うほど愛着が出るのが機械式。私のように一つくらい持ってみるのも良いかもです。以上、「オメガ・シーマスターの逸話と機械式腕時計の特徴」という話題でした。


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