【モハメド・アリの名言】人が苦境に立たされた時、勇気づけてくれる言葉


引用元:Mirror

モハメッド・アリは1960年代に活躍した黒人のアイコンです。彼の登場は、黒人たちが初めて自分たちの考えを代弁してくれる人物を手に入れたことを意味しました。アリの存在がなければ、後の黒人初の大統領であるバラク・オバマも現れなかったでしょう。

彼は元世界ヘビー級ボクシングチャンピオンとして知られています。アリはリング内外で多くの名言を残し、それらは今でも多くの人々の心に深く刻まれています。

名言を書く前に、まず最初にモハメッド・アリの生涯について簡単にまとめておきたい。

数多くの名言を残したモハメド・アリの生涯


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1942年1月17日、ケンタッキー州ルイビルで生まれたのがモハメッド・アリです。最初はカシアス・クレイという名前でした。

12歳の時、父親からもらった自転車が盗まれ、怒りや悲しみから泣いていたアリに、警官でボクシングのトレーナーでもある人がボクシングを勧めました。

ボクシングを始めてからわずか8週間後にアマチュアとしてデビューし、初戦で勝利しました。

その後、ケンタッキー州で6回の優勝を果たし、1959年から2年連続で全米大会で優勝し、ローマオリンピックのライトヘビー級代表になりました。

1960年のローマオリンピックで金メダルを獲得しましたが、帰国後に人種差別を受け、怒りから金メダルを川に投げ捨てました。

プロデビュー後、公民権運動が盛り上がる中、アリも黒人のイスラム運動組織に入信し、名前をモハメッド・アリに変えました。1975年にはイスラム教スンナ派に改宗しました。

1964年には世界ヘビー級王座を獲得し、その後本名をモハメッド・アリに変えました。


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1967年にはベトナム戦争への兵役拒否が問題となり、ボクシングのタイトルとライセンスを失いましたが、1971年に最高裁判所で無罪を勝ち取りました。

1974年にジョージ・フォアマンに勝利して王座に返り咲き、1976年には日本に来てアントニオ猪木と対戦しましたが、引き分けに終わりました。

1981年に引退し、その後パーキンソン病にかかりましたが、社会にメッセージを発信し続けました。

2005年には大統領自由勲章を受章し、同年にはオットー・ハーン平和賞も受賞しました。

2016年6月3日にアリゾナ州の病院で74歳で亡くなりました。

『モハメド・アリ』の名言集|人が苦境に立たされた時、勇気づけてくれる言葉

01

リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない人生になる。

He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.


02

人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。私は私を信じる。

It’s lack of faith that makes people afraid of meeting challenges, and I believe in myself.


03


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不可能とは、自らの力で世界を切り開くことを放棄した、臆病者の言葉だ。不可能とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。不可能とは、誰かに決めつけられることではない。不可能とは、可能性だ。不可能とは、通過点だ。不可能なんて、ありえない。

Impossible is just a big word thrown around by small men who find it easier to live in the world they’ve been given than to explore the power they have to change it. Impossible is not a fact. It’s an opinion. Impossible is not a declaration. It’s a dare. Impossible is potential. Impossible is temporary. Impossible is nothing.


04

肯定の繰り返しが信念につながる。その信念が深い確信になると、物事が実現し始める。

It’s the repetition of affirmations that leads to belief. And once that belief becomes a deep conviction, things begin to happen.


05


引用元:Mirror

50歳になった時、20歳の時と同じように世界を見ている人間は、人生の30年を無駄にしたということだ。

The man who views the world at 50 the same as he did at 20 has wasted 30 years of his life.


06

俺はトレーニングが大嫌いだった。でも、自分にこう言い聞かせたんだ。「絶対にあきらめるな。今は耐えろ。そして残りの人生をチャンピオンとして生きろ」

I hated every minute of training, but I said, “Don’t quit. Suffer now and live the rest of your life as a champion.”


07

あなたが、私に対して、 なって欲しいという者に、私はなる義務がない。

I don’t have to be what you want me to be.

人が苦境に立たされた時、奮い立たせてくれるモハメッド・アリの名言の総括

当時の黒人ボクサー達の多くは、アリのようなチャンピオンになることが夢だった。男が男に惚れる。アリはそんな男だったのだ。

のちに、いろんなボクサーがアリの言動や振る舞いをコピーしたが、やはりアリにはなれなかった。アリは肉体的にも精神的にも類稀な強さを持ち合わせた人間だったのだ。

モハメド・アリ、もうこんなチャンプは二度と出てこないかもしれない。

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