返品された商品の行方|返品から生まれた新たなビジネス【Optoro】

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ネットで洋服や靴を買った時、サイズが合わなくて返品することあるよね。お金を払うんだから満足いくものを手にしたいと思うのは当然のこと。しかし小売事業者にとって返品は大きな損失になる。

これまで小売業者は返品商品を廃棄したり、再販したりしていたが、これには多大な時間的&人的コスト問題、そして輸送などに伴うCO2排出の問題などが山積みだった。特に大手(有名)小売店の場合、廃棄については環境に悪い影響を与えるため慎重にならざるを得なかった。

こうした問題を解決すべく、ECサイトで返品された商品を扱う物流サービスを始めたのが、アメリカのワシントンで2010年に創業した米Optoroだ。

この会社の出現により、小売業者の返品の悩み解決と環境問題の改善において大きく貢献することになる。一つ目が小売業者の再販コストを削減できたこと。二つ目が購入者に価格のメリットを提供したこと。三つ目に輸送などに伴うCO2排出の問題を軽減したことだ。

返品専門会社のOptoro

返品の受付から倉庫での管理を代行

ネクストベストホームにデリバリー


同社が作成したサービス紹介の映像(上)では「ネクストベストホームにデリバリー」と言っているが、同社のサービスの本質を本当にわかりやすく表現している。

返品された商品はコストではなく、再販して収益とする

Optoroが展開するサービスの特にスゴイところは、同社が管理する倉庫に返品されてきた商品を、自動的に振り分けて再配達先を決めるところにある(ここに同社の技術が詰まっていると言っても過言ではない)。これにより小売店の従業員は最小限の負荷で返品処理ができるため、接客などに専念できるといったメリットが生まれる。ちなみに、この倉庫では返品されてきた商品の状態をチェックし、必要があれば提携修理業者(修理業者のネットワークも抱えている)で修理、再販につなげていきます。

返品された商品の再販

BtoC向けサイト

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BtoC向けサイト:Blinq

BtoB向けサイト

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BtoB向けサイト:BULQ

OptoroはBtoC向けには「Blinq」。BtoB向けには「BULQ」という再販サイトを自前で作り、返品商品の出口も用意している。また、再販するだけでなく必要に応じて修理し、リサイクルや寄付に回したりもする。

結果的に環境問題にも貢献

物流コストだけでなく環境汚染のそれぞれを15%程度、またCO2排出量も1500万トン分の削減を達成しています。(同社発表)

おわりに

日本の場合、廃棄問題といえばコンビニの食料品の廃棄。お弁当とかおにぎりとかサンドウィッチとか。賞味期限まじかの食品の処理についてOptoroのビジネスモデルを使えないだろうか。賞味期限前に冷凍して保存。後日商品をいくつかのセットにしてネットで販売する。ダメかな(笑)。ともかくOptoroのビジネスモデルは、これからの物流会社の1つの方向性を示している気がしてなりません。以上、「返品された商品の行方|返品から生まれた新たなビジネス【Optoro】」という話題でした。


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