私は会社を経営しているが、今振り返ってみると経費削減や節税の勉強をしてから自由に使えるお金が増え、少しばかり貯金ができるようになったと感じている。
多くの場合、経営者は経費節減や節税よりも売上向上ばかりに気を取られているものだが、実は売上を伸ばしたところで出て行くお金が多ければ手元にキャッシュは残らない。
そんな非効率な経営をするのではなく、売上向上と同時に経営者は出て行くお金をコントロールする手段を身に付けておく必要がある。もちろん決算直前に帳尻合わせできる場合もあるだろうが、そういった計画性のない経営は後々無駄な税金を支払うことに繋がっていくものだ。
今回は経費節約と節税の知識を身に付ける良書を4冊紹介したい。
手元のキャッシュを増やす経費節減(削減)と節税
手元のキャッシュを1円でも多く残すために、経費コスト管理(経費節減)と税金(節税)の知識は欠かせない。
1.経費節減(削減)の知識
たとえば、30万円の利益を残すために、売上から逆算して家賃はいくらまでじゃないとダメだとか、起こした商いでの損益分岐点はいくらなのかとか、考えれば切がないが、経営者には、売上だけでなく経営コストまできちんと設計(管理)する能力が必要だということ。
2.節税の知識
また、税金関係についての知識も必要。税理士の話を聞くことも大切だが、ある程度のレベルまで自分で勉強しておけば、税理士の話も理解しやすくなる。
税理士の話を全部鵜呑みにしてはいけない
業績が黒字で税金を支払うのがもったいないから「高級車でも買って・・・」と経費を無駄遣いするような節税は間違った節税です。本当に実施すべき節税方法は無駄遣いをしない節税なのです。
最近は支払いの半分が経費とみなされる社長専用の医療保険や生命保険があるようですが、正直これもどうかなと思います。だって10年、20年先の税制がどうなっているのかわかりませんしね。
また、これ重要なんですが、節税の勧めを顧問税理士からアドバイスされてもそれが本当に無駄な出費を伴わないかを見極めたうえで実行すること!世の中にはいろんな先生方(税理士)がいらっしゃいますからね。
まとめ
特に節税に関しては、税理士の先生に丸投げするのではなく、経営者自ら理解を深めていくことが必要。これは本当に大切なことです。以上、経費節減(削減)と節税の知識を身に付けるための5冊の良書、という話題でした。