更新:2022-11-06
まずはじめに、映像の撮影方向で、固定したカメラの向きを左右に振ることを「パン」といい、上下に振ることを「チルト」といいます。ちなみに、パンフォローは上下・左右をフォローするモードで、チルトロックは左右のみフォローするモードです。
では、歩行しながらの撮影時には、どんな設定にすると良いのでしょうか?確か、DJI OM4の場合、初期値は上の画像のようにパンフォローになっていたはずです。
このモードで歩行しながら動画を撮影すると、上下・左右に映像が振られてしまう(ブレてしまう)。歩き方を改善すると、多少はマシになるが、それでもやはり上下・左右に映像がブレてしまう。
極限までブレをなくしたいなら、歩き方に注意を払うのはもちろんのこと、パンとチルトをロック(上下・左右をロック)する必要がある。いわゆるロックモードと呼ばれるものです。
DJI OM4の場合、トリガーボタンを指で押し続けることでパンとチルトをロックすることができる。進行方向に向かってジンバルの上下・左右の動きをロックさせることができるのだ。もちろん、トリガーボタンから指を離すとフォローモードに戻るので、まっすぐ歩く場合はドリガーボタンを押し続け、カーブに差し掛かったときに指を離せば、フォローモードに戻り、一連の映像をブレずに滑らかに撮影することができる。
歩行中のジンバル撮影モードと最高のカメラアプリ

歩行中のジンバル撮影モード
まっすぐ歩行時の注意点(ロックモードの状態・指でトリガーボタンを押している状態)
歩くときは両脇を締めて、できるだけカメラを上下・左右に振らないように気をつけます。また歩行時は実際の景色を見ながらではなく、液晶に映る映像を見ながら歩行する方がブレずに撮影できます。
カーブ歩行時の注意点(パンフォローモードの状態)
まっすぐ歩行する時と同じように両脇を締めるが、カーブ時は腕を動かすのではなく手首を動かしてカメラの向きを変えるようにすること!そして向きを変えるときのスピードはゆっくりと!スピードが速いと、映像がガタつくことがあります。
ブレが少ないアプリはiPhoneの標準カメラではなく、付属のDJI Mimoのカメラアプリ!
iPhone13proの標準カメラアプリは非常に優秀です。手ぶれ補正がものすごく良いのです。ですが、DJI OM4というジンバルを使うなら、やはり相性のいいDJI Mimoのカメラアプリを使うべきです。
過去に、DJI OM4のジンバルを使って、iPhoneの標準カメラアプリとDJI Mimoのカメラアプリを比較してみたのですが、明らかにDJI Mimoのカメラアプリの方が歩行時の縦ブレ(上下のブレ)が少ないということがわかりました。やはりDJI Mimoのカメラアプリの方が相性がいいんですね。
DJI OM4を使って歩行しながら撮影した映像
この映像は僕が京都の清水寺で撮影したものです。前方や後方に歩きながら撮影するシーンがたくさんある映像です。トリガーボタンを指で押したり離したりしながら撮影しています。
この映像はDJI OM4のジンバルを使っています。カメラアプリはDJI Mimoのカメラアプリです。
ジンバルを使って思い通りの撮影ができるようになるには、経験を積み重ねることが必要です。ぼくもスキルアップ目指してこれからも楽しみながら勉強していきます。以上、【DJI OM4の使い方】歩行しながら動画をブレずに撮影する方法(設定など)、という話題でした。