介護職員が転職を考える理由【だって給料安すぎ】

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介護職員と利用者

大学を卒業して普通に就職して、その後、女房の反対を押し切って転職して、あげくの果てに起業までしてしまった「ふた吉」です。今回は「介護職員が転職を考える理由【だって給料安すぎ】」という内容です。

たび重なる介護制度の改正でも介護に従事する人の生活は一向に改善されていない。志高く介護業界に就職したものの、あまりにも給料が安いため、業界に愛想を尽かし異業種へ転職する人が増えている。特に若者はその傾向が強い。

介護業界においての痛手は、より待遇の良い(給料の良い)就職先を探してまったく別の業界へ転職されてしまうことだ。求人誌を手に取ればわかるのだが、介護業界の求人の多いこと多いこと。入社しては辞め、入社しても辞めの連続なんだなと簡単に推測できる。

介護職員だけでなくケアマネージャーまでも転職を考える現実

介護職員の給料は安すぎる

次の表を見てもらいたい。

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介護従事者等の平均基本給額の状況

厚生労働省の統計によると、

  • 介護職員 181,220円
  • 看護職員 234,150円
  • 生活相談員・支援相談員 210,570円
  • 理学療法士、作業療法士、
  • 言語聴覚士又は機能訓練指導員 227,070円
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー) 217,690円
  • 事務職員 208,330円
  • 調理員 176,120円
  • 管理栄養士・栄養士 206,770円

この数字って、全産業平均の賃金より10万円以上低い結果なのです。特にお驚かされたのは、介護支援専門員(ケアマネージャー)の月給。こんなに安いとは思わなかった。介護の経験を現場で積んで一生懸命勉強してこの給料じゃ転職を考えるのも当然のことです。

専門職の介護支援専門員(ケアマネージャー)さえ転職を考えている

悲しいかな、今日の日本においては、時間とお金をかけて資格取得した専門職である介護支援専門員(ケアマネージャー)までもが転職を考えている。

専門職のケアマネジャーにも聞こうと、章司は神戸市で働く山下幸司さん(仮名、33)に会った。月給は20万円台後半。兵庫県の同じ年代の男性平均は31万5200円だ。「利用者にどこまで支援が必要か、身体や心理面の様々な情報を収集するなどしてケアプランを作るのが主な仕事です。今後も専門性を生かしたいのですが、今の給料で妻と2人の子どもを養うのは難しく、転職する可能性もあります」と山下さんは明かした。


だって何より大切なのは我が家族。家族を養っていくことを二の次にはできないのです。ケアマネージャーでこの給料ですから、介護職員はもっと苦しいはずです。

転職を考える理由:「給料の低さ」は転職を考える理由の23.6%

賃金面だけでなく過酷な労働条件からくるストレスがピークに達し、介護そのものに嫌気がさしてしまう介護職員の数は増えている。残念ながら今後は介護業界を捨てて新しい業界で自分を試してみたいという若者は増えていくんじゃないかと思う。

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職場を辞めた理由(グラフ)

職場をやめる理由はいくつもあるが、多くの場合、給料が良ければ目をつぶっていられるものがほとんど。

なので、まずは賃金面の改善!お国は処遇改善加算を増やすことで介護職員の給与ベースアップと歌っているが、実際のところ事業所に入る介護報酬は減らされているので、月の給与は増えてもボーナスが減額される可能性は排除できない。ぶっちゃけた話、介護職員の年収が増えると言い切れる人は今の日本には誰もいない。

おわりに

介護業界に限らずどんな業界でも賃金や労働条件が悪ければ転職を考えるものです。ただ言えることは、これからガンガン稼いでやるぞ!と意気込んでいる人は(現在の介護制度が継続されている限り)、介護業界には足を踏み入れないことです。この介護業界、お金儲けではなく「介護」に生きがいを感じる人でないと続かないのです。以上、「介護職員が転職を考える理由【だって給料安すぎ】」という話題でした。


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