スティーブ・ジョブズは生前、彼の子供たちにiPadやiPhoneの利用を制限していた【スマホ依存症】

スマートフォン(以下、スマホ)は本当に便利なツールです。ニュースを読んだり、調べものをしたり、ナビゲーションとして使ったり、本を読んだり、写真を撮ったりできるため、私が学生の頃には考えられなかったことができるようになりました。

日本でスマホが急速に広まったのは、2007年にアメリカでAppleが初めて「iPhone」を発売してから、もう15年以上も前のことです。それ以来、私はスマホを欠かさず持ち歩いており、自慢するつもりはありませんが、初代のiPhoneから2年ごとに新しいモデルに買い替えています。

最近では新機能があまりないにも関わらず、機種を変えてしまうことがあります。おそらく、私は単なるAppleファンかもしれません。

先日、ランチにファミリーレストランに行った際、少し考えさせられる瞬間がありました。スマホは非常に便利なツールですが、それによって生活が制約されているのではないかと疑問に思ったのです。

正直に言えば、スマホの性能向上と優れたアプリの登場により、テキスト以外にも写真や動画など多くの方法で情報を共有できるようになり、対面でのコミュニケーションが減少したと感じていたり、スマホを手に入れたことで生活が制約されてしまったと感じている人も多いのではないでしょうか。

その主な理由は、常に誰かとオンラインでつながっているという圧迫感です。

実は、スマホを家に忘れて一日中持たなくても、ほとんど問題ありません。誰かに罰金を払う必要もなく、友人や仕事関係の人には、「昨日、家にスマホを忘れたんだ」と謝れば済むことです。それほど大したことではないのです。

「デジタルデトックス」という言葉は一般的に知られていますが、本来はツールであるべきものに、自分自身が支配されてしまうのはおかしいと思います。多くの人がこの問題に気付いていないようです。

ゲームに没頭したり、YouTubeのような動画サイトを見たり、Instagramで他人の写真をのぞいたり、Twitterでつぶやきを読み漁ったりすることは悪いことではありませんが、もっとリラックスして想像にふける時間や、SNSから離れて完全にオフになる時間も必要だと思います。むしろ、それが人間にとって必要なことのように感じます。

現代の生活では、携帯電話やスマホに大きく頼っています。もはや普段の生活には欠かせず、仕事上の連絡やサークルの情報、学校の連絡、遠くの家族との連絡など、様々な用途で使用されています。

しかし、日常生活が忙しくなり、家族や友人との交流が難しくなる中で、高度なテクノロジーが人間の絆を薄めてしまったように感じます。友人と過ごすとき、恋人と一緒にいるとき、家族と過ごすとき、スマホは他人を遠ざける一種の境界を一瞬で作り上げてしまいます。そばにいる人もスマホを操作している人に邪魔をしないように考え、黙認してしまう傾向があります。この状況が今後も続くと、人々のつながりや社会的な関係が弱まり、個人の孤立が進む恐れがあります。


引用:Steve Jobs Practiced 1 Habit That Turned Good Presentations Into Great Ones

スティーブ・ジョブズは生前、子供たちにiPadやiPhoneの利用を制限していたと言われています。おそらく、長時間のデバイス利用が子供たちに悪影響を及ぼすことを理解していたのでしょう。
参照:Steve Jobs Didn’t Let His Kids Use iPhones Or iPads: Here’s Why

また、スマホの普及と同時に、インターネット依存症が増加しています。うつ病、不安症、情緒不安定、注意力散漫、無気力、不眠などが主な症状であり、確定的な統計は難しいものの、最近のデータではアメリカやヨーロッパの国々で依存症者が約38%に達していると言われています。非常に高い数字です。

以上の理由から、今回はスマホの普及が人間関係(友情や家族関係)に与える影響についてまとめてみたいと思います。若い世代の方がこの記事を読んで「このおっさん何言ってんだ」と笑ってしまうかもしれませんが(笑)・・・

スマホの普及による人間関係の変化


交友関係

現代社会では、ケータイやスマホの普及によって交友関係が大きく変化しています。以前のような実際の対面関係から、インターネット上の疎遠な関係へと変容してしまったのです。

多くのアプリが開発され、本来リアルなコミュニケーションが必要だった友達や知人とのコミュニケーションは、個人間のEメールやSMSを通じて行われることが一般的になりました。また、メッセージを送っても返信がなかったり、実際に会うことが少なくなったりして、不安を感じることも増えました。

しかし、ケータイやスマホの普及には、ポジティブな側面もあります。現代の多様な交友関係において、これらのデバイスは新しいコミュニケーション方法を提供しています。例えば、広範囲かつ深いコミュニケーションを可能にし、バランスの取れた交友関係を築くのに役立っています。

家族関係(親と子ども)

ケータイやスマホなどの通信機器は、家族関係にも影響を及ぼしています。最近、家族とファミリーレストランに行った際、食事中にスマホを操作している人々に驚かされました。子供がスマホをいじっているのに注意を払わない親もいれば、親自身がスマホを見ながら笑顔で過ごす場面もありました。

インターネットを介して繋がっている仮想の世界が、実際に目の前にいる家族よりも重要なのでしょうか?また、ネット上の情報が、家族よりも価値があると思われているのでしょうか?

家族との時間は、スマホを置いて少し距離を置くことでより豊かになるはずです。スマホの電源を切り、家族との特別な瞬間を楽しむことができます。仕事関連の電話が心配な場合でも、後で留守電を聞いてかけ直すことができますし、バッテリーが切れたことを理由にすれば問題ありません。

Facebook、LINE、Instagram、Twitterなんて一人でいる時とか友人と一緒の時に楽しめばいい。スマホに縛られず、家族との今その瞬間をもっと大切にすべきではないだろうか。

高度経済成長期(1970年前後)の日本では食事中のテレビは御法度だった。しかし今ではほどんどの家で食事中にテレビがついてる。同じように食事中にケータイやスマホをいじることが当たり前の時代になってしまうのだろうか。

スマホ時代に一石を投じる本。これは読んだほうがいい。

まとめ

現代社会で生きる私たちは、自己制御が必要な時代に入っています。ケータイやスマホに過度に没頭しない、自分の意志や感情、欲望をコントロールすることが求められています。スマホは魅力的ですが、良い点と悪い点を総合すると、人と対面してコミュニケーションを取る方がもっと楽しいことがあるような気がします。何かを肌で感じる温かさがあるのです。これは私だけの感覚でしょうか?ケータイやスマホのない昭和時代を振り返ると、人間らしい温かみのある素晴らしい時代だったとしみじみ感じます。以上、「スティーブ・ジョブズは生前、彼の子供たちにiPadやiPhoneの利用を制限していた【スマホ依存症】」という話題でした。


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